企業VP音響制作の流れと、よくある問題点
企業VPの音響制作は、ナレーション収録・SE制作・BGMミックス・MAという複数の工程が連続します。それぞれの工程で確認が必要な点が異なり、どこかで情報が抜けると後の工程に影響します。ArtSoundPathで実際に行っている工程と、よく起きる問題点を整理しました。
受注時に確認する情報
映像の尺・用途(社内上映・Web配信・展示会)・納品形式・ナレーターの有無・BGMの方針(既存楽曲の使用か新規制作か)を最初に確認します。これらが決まっていないと、見積もりの精度が下がります。
著作権の確認も重要です。BGMに既存楽曲を使用する場合、使用許諾の取得は依頼者側で行っていただく必要があります。ArtSoundPathでは楽曲の選定アドバイスは行いますが、許諾手続きの代行は行っていません。
ナレーション収録の工程
台本が確定したら収録日を設定します。収録はNeumann U87を使用したブースで行い、WAV 48kHz/24bitで記録します。収録後、ノイズ除去とレベル調整を行い、映像編集者に渡せる状態に整えます。
ナレーターを依頼者が連れてくる場合も、ブースの使用と収録・編集の工程は同じです。ナレーターの経験によって収録時間が変わるため、初めて収録するナレーターの場合は余裕を持ったスケジュールを組むことをお勧めします。
MAと納品
映像データとナレーション・SE・BGMのトラックが揃ったら、MAの工程に入ります。各トラックのレベルバランスを整え、ラウドネス規格に合わせた最終ミックスを行います。
納品形式は用途によって異なります。Web配信用はMP4に埋め込んだ形式、社内上映用はWAVの別ファイル、展示会用はループ再生に対応した形式など、用途に応じて書き出しを行います。
工程の中で最も時間がかかるのは、情報の確認と調整です。最初の打ち合わせで決めておける項目を増やすほど、制作はスムーズに進みます。